「災害・復興と男女共同参画」6.11シンポジウム

6月11日、日本学術会議で「災害・復興と男女共同参画」6.11シンポジウムを開催しました。

被災地を含めた各地から、被災者、支援者、研究者などが集まり議論しました。避難所の運営や復興計画において、女性や障がい者などが意思決定の場に入れず、例えば着替えのための場が確保されないなどの問題が起こっていることが報告されました。これは、平時より男女共同参画の視点がなく、また障がい者等に対しての差別意識があること、そして格差が、震災によってはっきりと見えるようになったということができます。

12日には、民主党岡崎トミ子参議院議員が、国会質問でこのシンポジウムを取り上げました。菅直人総理大臣は答弁で、復興構想会議に女性が1人しかいないことを謝罪し、今後、男女共同参画の視点を持った女性と、障がい者を委員に入れることを明言しました。

このシンポジウムは大成功だったと思います。今後は各地でこのシンポジウムの地域版が開催されるとうれしいです。