「災害と生物多様性」フォーラム開催しました

千葉大学で「災害と生物多様性」フォーラムを開催しました。

災害により生態系がうけた影響や、避難によって放置された家畜やペットなどによって生態系に及んだ影響、そして箱物中心の復興によってもたらされる生物多様性の危機など、様々な視点から、災害と生物多様性について議論されました。

6月に開催した「災害・復興と男女共同参画」シンポジウムにも共通するものですが、平時に欠けている視点が災害時に顕著に現れることがよくわかります。次の災害で、これらの被害を少なくするには、日頃からジェンダー平等の社会を目指し、障害者などの社会的包摂を進め、自然環境に配慮した社会をつくっていくこと、そして集団(カテゴリ)ではなく個人を大事にする社会を作ることが必要です。

今回のフォーラムについては、10月を目処に報告書(日本語版・英語版)を作成する予定です。政府への要望も続けていくので、またお知らせしていきます。