宮下公園での強制代執行に関する記事まとめ(ナイキ公園化計画)

24日(金)に宮下公園で行われた強制代執行について、記事をまとめました。


日本人がダウンタウンのナイキ公園計画に抗議(AP通信

東京ーAP通信

日曜日、計画中のナイキスケートボード公園に反対するデモが、東京ダウンタウンで行われました。計画では、予定地に無断で居住する数十人のホームレスを立ち退かせることになっており、集まった約200人の反対派は太鼓を叩いたり、「ナイキは必要ない」と書かれたボードを振ってアピールしました。

合衆国スニーカーメーカーのナイキ、渋谷区と計画反対派の対立によって、公共の場に関する決定をどのように処理するかという、日本においては比較的新しい議論が強調されています。

2009年8月に締結された10年契約において、ナイキはネーミングライツとして1700万円を支払い、草で覆われた部分に「swoosh」と書かれたロゴを掲げたスケートボード施設を建設する計画です。現在、宮下公園と呼ばれているその公園は、引き続き渋谷区によって所有、管理される予定ですが、宮下NIKE公園へ改名され、世界一巨大な運動靴、運動着企業の広告として提供される予定です。

金曜日、当局は警察に付き添われながら、居住者のテントを公園から引き剥がし、所有物を処分しました。洒落たブティックや若者の買いもの客で賑わう渋谷区の、日置康正土木部長によれば、30人以上のホームレスは強制的に退去させられました。

「これはホームレスを排除する言い訳に過ぎない」と反対派の植松青児氏は言った後、住民と訪問者でこの公園をどう使うか決めなければならないと付け足しました。

反対派の団体は、カラフルな服装で街中を行進し、東京ナイキストアの前で「自己表現の場を奪わないで」と叫びました。

「わたしたちはこの計画を通して、単純に人々にスポーツを身近なものにしたいと思っています」と、ナイキスポークスマンの水上陽子氏は言います。「わたしたちは良い結果を望んでいますが、できることは待つことだけです」。

反対派の「みんなの宮下公園をナイキ公園化計画から守る会」は、集会やデモでお決まりの場所が商業化されると言います。

建設は4月に始まるとされていましたが、反対運動によって再三に渡り延期されています。公園は2週間前に封鎖され入口には警備員が立っています。

「理想的には、公共の場所は民主主義と礼節によって提供されるべき」と東京大学で都市計画を研究するクリスチャン・ディマー氏は言います。「公共の場所のような共有の資産の未来は、日陰の密室交渉ではなく、社会の全ての構成員によって広く議論されるべきです」。