放射性の指定廃棄物処分場

千葉市では、放射性の指定廃棄物処分場を市内に設置するとの報道が出た件で、いろいろ議論が起こっています。
2011年11月の閣議決定で、指定廃棄物については県内処分とされているので、今回問題になっているのは、千葉県内で排出されたもの。私個人としては、千葉市に処分場を作ることは都市としてのひとつの責任だと考えています。これを県内の過疎地域に押し付けるなら、原発を地方に押し付け、その利益は都市で享受していたこれまでのやり方と変わらないと思うから。また、柏市松戸市などの東葛地区は、原発事故後に放射線量が上がったことで、多くの対応を迫られたことからも、廃棄物処理まで現地で引き受けさせるのは、やはり良いとは思えません。
もちろん、処分場設置にあたっての安全対策などが必要ですが、「処分場設置は絶対ダメ」というスタンスではなく、「どのように安全な処分場を県都に設置するか」というスタンスで見守りたいと思います。