「災害・復興と男女共同参画」院内集会

3月11日の地震発生から2か月がたち、復興に向けた動きも本格化し始めています。4月11日には「東日本大震災復興構想会議」の設置が閣議決定され、5月10日に「復興7原則」が会議で決定されました。しかし、復興構想会議は人選が不透明であり、通常の諮問会議では提出されるはずの中間整理も公表されず、意見を吸い上げる窓口もパブリックコメントの募集もないという、非常に非民主的な運営がなされています。同時に、各地の避難所などでは、意思決定過程におけるジェンダーバランスに大きな偏りがあり(女性がほとんどいない)、着替え場所やトイレなどにおける人権侵害などの問題も指摘されています。そのため、復興の中に「男女共同参画」の視点をいれることを求める院内集会を、参議院議員会館で行いました。岡崎トミ子参議院議員や末松内閣府副大臣、林文部科学大臣政務官ら10人以上の国会議員が出席し、有意義な議論が行われたと思います。

6月11日には「災害・復興と男女共同参画」シンポジウムを、日本学術会議講堂で開催します。
案内PDF→ http://www.scj.go.jp/ja/event/pdf/123-s-0611.pdf
関心のある方は、ぜひご参加ください。